自費移行を成功に導く3つのこと

「あ、この店もう潰れるな」という予想がけっこう当たります。 これってなにも僕だけの特殊な能力ではなく、普通の人が普通に持っている感覚だと思います。 逆に言っちゃうと、皆が潰れそうと思うからその店に行かなくなって潰れているのかもしれませんが。

今や、整骨院でも潰れる時代です。ひと昔前までは考えられなかったですよね。「整骨院開業=ベンツ」なんていう時代があったとよく柔整師から聞きますから。

でも時代は変わり、大阪などの激戦区では特に、保険治療のみの整骨院経営は立ち行かなくなってきました。そして、そうなると多くが、自費移行や自費治療の割合を高めようと模索し始めました。それが今の整骨院を取り巻く環境です。

がしかし、それらがうまくいっているのかと言えば、多くの整骨員でうまくいっていない。ということで今回の記事は、整骨院が自費移行して、ぐしゃんと潰れてしまわないようにすべきことについてお伝えいたします。

先にやるべきことがわかっていると、そのぶん失敗する確率は低くなります。失敗しない整骨院の自費移行を達成したい方はこの記事を是非参考にしてください。

 

自費移行して潰れるよくあるパターン

整骨院の自費移行に失敗した先生をみていると、その多くがなにも考えずにやっていることに気が付きます。

  1. そのへんの整体院でも十分やっていけてるし、とりあえず患者さんは来てくれるだろうという希望的観測のもと見切り発車。
  2. まったく自費の患者さんが来ない。せっかく来てくれてもなかなかリピートしてくれない。焦る焦る焦る。
  3. 焦れば焦るほどリピートしない。焦って「15分500円でマッサージします」なんて感じにブラックボードにでかでかと掲げてしまう。
  4. 15分500円の患者さんを、そのままメインの自費に誘導することができない。結局その場しのぎの小遣い稼ぎぐらいにしかならない。当然経営は苦しい
  5. といっても、宣伝するお金もなければどうやって宣伝すればいいかわからない。チラシは広告制限があって難しいし、ホームページを作るお金もない。
  6. バンザーイ(廃業)

こんな感じに無為無策のままずるずると後退していくんですね。たまにこうなってから、やっぱり保険に戻そうとする先生がいますが、体制を戻したからといって一度去った患者さんはそう簡単に戻ってきてくれません。

だから、ダメならまた保険に戻ればいいという考えで、自費移行をするのはめちゃくちゃ危険だと思ってください。高確率で以前の半分ぐらいになってしまいますから。

結局、ずるずると後退していくのは認識不足なんですね。保険に頼った整骨院と、自費のみの整骨院では業種が違うといってもいいぐらいやり方が違うのです。だからそれ用にちゃんと意識しておくことがあります。

 

自費移行に必須の3つのこと

冒頭に書いた、「あ、この店もう潰れるな」と感じるときも、ここに書いたような無意味な安売りをし出したときがよくあります。その場しのぎの無意味な安売りほどクソなものはありません。自分の首を絞めているだけです。

だからそうならないように、自費移行するなら必ず考えてほしい3つの施策があります。

  1. 自分がやりたいことを言語化し覚悟を決める
  2. リピートの仕組みを作る
  3. 集客ルートを作る

この3つは最低でも意識しておいてください。

 

1.やりたいことを言語化し覚悟を決める

自費を導入してもうまくいっていない接骨院の先生から、これまでにたくさん相談を受けてきました。そのなかで感じたのは、覚悟が決められていない先生が多いということ。

なんのために自費以降するのか?なんのために自費を伸ばしていくのか?ここをしっかり自分に問いかけてみて、その答えを明確にできていないんですね。そうすると中途半端な覚悟まま始めることになってしまい、結果的にうまくいかない。

接骨院を自費移行したいなら、まずは覚悟を決めるために、なんのために自費移行するのか?をしっかり言語化してみてください。こんな面倒くさいことやらずとも、自然にできている先生もいます。しかし、多くの先生にとってはこの作業が後々効いてきますので、しっかり決めることをおすすめします。

 

 

2.リピートの仕組みを作る

これはそのまんまです。これはやりながら磨いていくしかありません。かなり多くの柔整師がこのリピートのカベにぶち当たります。なぜなら保険で来られた患者さんと、自費を受けてもらう患者さん、この両者では対応が違ってくるからです。

保険をやっていたときはみんなずっと通ってくれていた。なんてのは、自費になった瞬間まったく通用しないんですね。なので、自費の患者さんでもしっかり通院してもらうための仕組みを作る必要があります。

基本的には初回の問診や説明を強化することから始めます。ここができないと自費を売っていくことは難しいでしょう。問診・説明についてはこちらの教材を参考にしてください

 

 

3.集客ルートを作る

三つめの集客ルートを作るのは大変です。特にこれまで看板と紹介だけで集客していた整骨院は、けっこう苦労するかもしれません。でも、頑張ってそれ以外を増やしていかないと厳しくなります。

保険が効く整骨院の場合、とくに詳しい説明がなくても患者さんは来てくれます。値段が高くないからです。しかし、これが10倍の値段の自費となると、そう簡単にはいかないことがほとんど。あるていどのお金を掛けて集客していくことを考える必要があります。

費用対効果的にお金を掛けて集客をする。そしてその患者さんに、しっかりリピートしてもらって利益を出していく。この流れを作っていくことが大事です。

 

 

いかがでしたか?あなたこの3つのことを意識できていましたか?

これから自身の接骨院を自費移行させていきたいのであれば、この記事の3つのことは必ず意識してください。もうすでに自費移行されている先生でも、今からでいいのでこの3つを考えていってください。

確かに保険から自費へという流れはいろいろと大変です。しかし途中にも書いたように、ダメだったらやり直せばいいという選択肢はないものと考えて行動してください。そうしないと、なかなかうまくいきませんよ。

整骨院・接骨院集客経営コンサルタント、加藤

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