整骨院を開業したいと思っている柔道整復師におすすめしたいのが
開業日を先に決めてしまうという方法です。
いずれ開業したい。
お金がたまったら開業したい。
技術や自信がついたら開業したい。
多くの先生はこういった順番で考えています。
でも実はこの考え方は逆にしたほうがいいんですね。
整骨院の開業を逆算で考える
こうなったら開業ではなく、先に整骨院の開業日を決める。
そして、じゃあそのためにはなにをどの順番にいつまでにやればいいのか
それらを逆算で考えるようにすることをおすすめします。
例えば、2年後の3月に開業する
まずここを決めてしまう。
そして、自己資金として300万円必要。
で、いまの手持ちは100万円だから、毎月これだけ貯金が必要。
こんなコンセプトの整骨院にする。
そのためにはこんな技術や経験が必要。だから
このセミナーに参加していつまでにこういった技術を取得する。
そのコンセプトに見合った場所はどこなのか
いつまでにいくつ候補をあげるのか決める。
融資を受けるなら、どんな融資があって
実際に融資が受けられる日時から逆算していつまでに
その申請をするべきかを決める
請求業務を代行してもらうのか否か
代行してもらうなら、どの柔道整復師会がいいのか
それはいつまでに入会すべきか
などなど
こうすることによって、今なにをすべきか
自分に足りないものはなにか
このあたりが明確化され、それが実際の行動に結びつきやすいんです
開業後にも役立つ逆算の考え方
この逆算で考えるというのは、整骨院を開業してからも
とても大事な考え方になってきます。
開業すると、あなたのこなすべき業務はかなりの量になります
そうすると日々の業務をこなすことだけに追われてしまう
なんてことになりがちです。
かつては開業すれば、ほぼ自動的に繁盛しました。
極端な言い方をすれば、開業がゴールに近かったんですね。
でもこれからの整骨院経営を考えると、開業はまさしくスタートです。
そこからどう運営していくか
どんな価値を患者さんに提供していくか
どう成長していくか
そこが整骨院の安定した繁栄には必要になってきます。
そうなった場合、どうあるべきか。どうしたいのか。
ここをしっかり明確にし、それに向かって
逆算で行動する癖を身につけておかないと
なかなか成長につながる行動を起こせないのです
これができると、これからの治療院業界の競争に
勝ち残っていくための力が身につくといっても過言ではありません。
スタッフ教育にも役立つ逆算の考え方
整骨院を開業の際にはスタッフを雇うこともあるでしょう。
その場合も逆算の考え方は必要になってきます。
あなたの整骨院の理念やコンセプトをまず決める。
そしてそれに添った行動をスタッフに求める。
そうすることによって、スタッフもなにをすればいいのか
という行動に対するひとつの軸ができるんです。
ここがないまま整骨院経営をやってしまうと
スタッフおのおのがバラバラの方向を向いてしまい
組織としては弱いものになってしまいます。
整骨院の開業前も、開業後も役に立つ「逆算で考え行動」
是非、習慣づけて理想の整骨院を作ってください。
整骨院・接骨院集客経営コンサルタント、加藤
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