接骨院問診票にはどんな項目を書けばいいのか?

接骨院の問診票はいろいろな考え方がありますが、あなたの考えをしっかり反映させられるものを作ることができれば、それは大きな戦力になりえます。

では、問診票には具体的にどんなことを書いてもらえばいいのか?これについて明確な答えはありません。なぜなら、問診票はあなたの整骨院に合わせて作っていくものだからです。

なので、この記事でお伝えする内容で、あなたにとって必要だと思う項目を見極めて、それをあなたの接骨院の問診票としてご活用ください。

まずはこちらから問診票のサンプルをダウンロードしてからこの記事を読んでもらうとより理解度が高まります。

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問診票を活用するメリット・デメリット

冒頭に書いたように、接骨院の問診票は使い方によっていくつかのメリットがあります

  • 個人情報を取得できる
  • 問診に自信がない柔整師にとってはそれを助けるツールになる
  • 問診時間を短縮する効果がある

主にこの三つがメリットになります。逆にデメリットも存在します。デメリットにかんしてはこの記事においては多くは書きませんが、意識すべきポイントではあるので、あえてここに挙げておきます。

  • 書くのが煩わしい。患者さんの負担になる
  • 問診票に頼りすぎると本来の医療面接ができない

などがデメリットとして挙げられます。

何度も書きますが、この記事に書くことが全てがあなたの接骨院に必要かどうかはわかりません。場合によってはまったく必要がない場合もあります。そこを理解した上でこの先を読み進めてくださいね。

 

メリット1:個人情報が取得できる

顧客の住所や年齢、電話番号などの個人情報は、治療院では当たり前のように取得できます。しかしこれって実はとても珍しいことなんです。例えば、ラーメン屋さんで住所や名前、電話番号を書いたことってありますか?普通はそんなに多くないはずです。

で、この個人情報は、使い方次第であなたの整骨院の売り上げを助けます。

患者さんのフォローのためにその個人情報が使えるからです。必ずやるべきことではありませんが、サンキューレターやDMという形で患者さんと接触することで売り上げを伸ばすことは十分可能です。

メールアドレスなどの情報も初回に書いてもらうのがもっとも効率のいい取得方法になります。メルマガは低コストで継続的にフォローできるので、おすすめです。

また、あなたが必要と思うなら、家族構成や仕事についてなどの情報を得ることも可能です。これはなぜか口頭では聞きにくかったりする内容でもあります。

突然、「家族構成を教えてください」と口頭で聞かれるとなんか不自然な感じがしてしまうものです。それが問診票の項目にあると素直に書いてくれるもんなんですね。不思議。

 

メリット2:問診を補助するツールになる

特に自費治療などを受けてもらう際には問診は重要です。しかし柔整師の多くは問診が苦手です。本人に自覚があるかどうかはわかりませんが・・・

例えば、わかりやすいように、あなたの接骨院に骨盤矯正の自費メニューがあったとします。骨盤矯正に医学的根拠があるとかないとかそういうツッコミはなしでお願いします。あくまでたとえなんで。

問診中になぜ骨盤矯正が必要なのかスムーズに説明できる先生であれば問題ありません。しかしこれができない先生が多い。そんなとき、予めその骨盤矯正につながる質問(チェック項目)用意して、そこにチェックを入れてもらうようにします

  • 足を組んで座ることが多い
  • 生理中は腰も痛くなる

なんて感じに。(この設問が合っているかは知りません。適当に作りました)

で、ここにチェックが入っていたとすると、自費を勧めやすいんですね。これって骨盤のゆがみが原因ですよ。この治療で改善できますよ。って。

本人も自覚があるわけだし、自分でチェックしているので、チェックした責任というか、「一貫性の法則」なんかも働いて、自費治療を前向きにとらえてくれやすいのです。

 

メリット3:問診時間短縮

治療院であるからには問診はしっかりと行う必要があります。しかし単価が低い場合はどうしても時間を掛けることができません。保険診療が多い場合はこれに該当するでしょう。

そうすると、できるだけ問診の質は落とさずに、時間を短縮する必要が出てきます。その時間短縮効果が問診票を活用することで少し期待できます。

たとえば、湿布にかぶれたことがあるか?ペースメーカーを付けているか?などの質問は聞いておきたいけど、いちいち口頭で聞かなくても、問診票で十分ヒアリングができます。

また、身体の状態に関しても、あらかじめ用意しておいた症状などにチェックをいれてもらうことで、ある程度の状態が見えてくるので、問診での時間短縮につなげることができます。

ただし、これはデメリットの本来の医療面接の妨げにもつながる部分ですので、それに関しては注意が必要です。

 

注意点1:患者さんの負担を増やさない

問診票でたくさんのことが聞きたいと思うばかり、記入することが多くなってしまうことはできるだけ避けたいところです。なぜなら記入が多くなると以下のような弊害がでるからです。

  • 単純に疲れる。治療前から疲れさせるのはマイナス
  • 多くなるとマジメに答えなくなる。回答の質が下がる

まずそもそも読むのも書くのも疲れる作業です。なのでできるだけ患者さんの負担は減らすべきなのです。でないと施術前から患者さんとの関係にヒビがはいることになりかねません。

コツとしては、できるだけチェックすれば済むようにすることです。

例えば、来院のきっかけを記入してもらうケースを考えてみます。自由記入だとより詳細に書いてくれる可能性があるのですが、これは余計な労力を強いることにもつながります。

たいていの治療院ではいくつかに集約できますので、そのいくつかを予め用意しておき、そこにチェックなり丸なりをしてもらうほうが負担は減ります。

もっと深く聞きたいときだけ、そのチェックしたことに関して口頭で聞くのがおすすめです。

そうすることで、負担を減らし、「もう面倒くさくなってきたから適当に書こう」を減らすこともできます。できるだけ小さな負担で、できるだけ多くの情報を、できるだけ正確にとれるようにしましょう。

 

注意2:問診票に頼りすぎない

あくまで問診票は、個人情報を集めたり、問診を手助けするツールです。問診そのものを代行できるものではありません。問診は治療院にとってめちゃくちゃ大事なものなので、絶対に絶対に絶対におろそかにしてはダメなところです。

問診票に頼り過ぎると、本来の医療面接としての問診の質が下がります。例えば、途中で出てたように体の状態を羅列してチェックしてもらう方法も、本当はできるだけ避けたい方法ではあります。

それによって患者の本当の訴えや状態をヒアリングすることの障害となってしまう可能性があるからです。本来は患者さんの口から、患者さんの言葉で語ってもらうことで、患者さん自身の解釈モデルであったり、患者さんの求めていることをヒアリングすべきです。

ただそうはいっても、スキル的な問題、時間的な問題もあります。なのでそういった部分を埋めるツールとして問診票は活用することをおすすめします。

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