完全保険から完全自費をめざして頑張っている整骨院のクライアントがいます。
保険にどっぷり浸かってしまっていた柔整師には多いことですが、この先生も初診時の問診や説明などはまったくできていませんでした。
半分は仕方ないかもしれません。なぜかというと、保険メインの整骨院では長々と問診や説明に時間を取れません。単価そのものが安いからビジネスモデル的にきついんですね。
その他にも、そんなことしなくても、ほとんどの患者さんが普通にやっていれば通院してくれる。という環境そのものに起因するかもしれません。
でも、保険の何倍~何十倍も値段のする自費メニューを提供するとなると、話は別です。保険のときのような感覚ではうまくいかずに、壁にぶち当たってしまう先生が少なくありません。
整骨院のクライアントに問診の型を勉強してもらった
ということで、この整骨院のクライアントの先生に、問診・説明の型を知ってもらいました。
具体的な流れと、書く場面の注意点を動画で観てもらいました。
その結果、保険の十倍以上する自費メニューでも、いまのところ誰も離脱せずに、全員が治療に来てくれているそうです。もちろん、数が増えていけば、「1回で来なくなる」なんて患者さんも増えると思いますが、それでも10倍以上する施術メニューになっても、ちゃんとやればリピートしてくれると肌で感じてもらえました。
整骨院の問診を録音してもらったら
で、いつもすることなんですが、この整骨院の先生にも、問診時のやりとりを録音してもらったんです。すると、だいぶぎこちない。会話というよりはセリフになっている。
なぜかというと、この先生はめちゃくちゃ真面目で、僕の動画を何回も何回も観て、それをそのまま忠実に実践してくださっているんですね。
だからセリフのようになってしまう(^-^;
はたから見れば、ぎこちないなぁ。と感じるものではあります。
それでも全員通院してくれているので結果は出ています。
僕自身、その整骨院の先生にお伝えした問診・説明方法が、唯一絶対のものとは、1ミリも思っていません。いくらでも他にやり方があるし、診断にはまったく触れていないこともあって、かなり不足した内容になっています。
でも、まったくなにもわからない先生にとっては、意味のあるひとつの型になるんですね。
守破離
よく僕のようなコンサルタントは「守破離」という言葉を使います。
これは、剣道や茶道など、「道」を極める段階を表した言葉だそうです。
最初は師匠の型を忠実に守れ。
それができれば他のものを取り入れその型を破っていけ
最後はその型が離れて独自のものを築け
という教えらしいです。間違ってたらすみません。気になる方は自分で調べてくださいな
僕はこの言葉や考えかたは好きですが、これを軽々しく使う人はあまり好きではありません。だから僕もほとんど使うことがない。
とはいえ、型を忠実に守ることは、結果を出すには有効であることも事実。最初から変にアレンジするよりも、多くの場合良い結果が生まれます。
もちろん人の身体を触るのが治療家の仕事ですから、なんでもかんでも型どおりってわけにはいきませんが。
ということで、あなたもなにか課題があるのであれば、自己流で最初から最後までいくのもいいですが、とりあえず、結果を出している人の型を学んでみてくださいな。
自費治療院のリピートの型なら、今回の先生にも観て学んでもらったこちらがおすすめです
[icon image=”finger1-r”] 次はいつくればいいですか?と聞いてもらるようになる問診・説明DVD
治療院集客経営講座の加藤でした
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