接骨院の記事ではありませんが、面白い記事を見つけました。
寿司学校に3か月通っただけの寿司屋がミシュランで一つ星を獲得
//netgeek.biz/archives/70031
寿司屋って修行が大変なイメージがあります。でも、この記事にある寿司屋の大将は、そんな修行なんぞ一切してない。寿司学校に3か月通っただけ。4人いる職人も経験が1年未満の人ばっかり。
それでいて、今のところうまくいっているですね。これがずっと続くとは限らない。とか、ミシュランに載っても成功とは限らない。とか、いろいろ意見はあると思いますよ。
それでも、数ある寿司屋の中で、成功している部類に入るといえますわな。
接骨院経営も修行なんぞいらない?
僕は接骨院もこれと同じだと思っています
飲食店で食中毒出しちゃダメなように、接骨院でケガさせたり、悪化させたりしちゃダメです。飲食店で食材の産地偽装しちゃダメなように、接骨院でも虚偽の内容で宣伝しちゃダメです。
そのへんの基本的なことと、法律さえ守っていれば、接骨院経営において技術的な部分はそれほど高度なものはいらないと思っています。
自分ができることをやって、それで対価をもらえばいいわけですから。あとはどこで勝負したいかなになると僕は考えています。
冒頭の寿司職人の話と似た記事を見つけました。
//qreators.jp/content/326
ここで、TIRPSE(ミシュラン一つ星)の大橋さんは、以下のように述べています
自分が「どこで」「どのように」戦いたいと考えているのか?は明確にしておいた方がいいと思います。例えば日本で一番というレベルのお店を作りたいと考えた場合、やはりそれに見合った経験や修行が必要だと思います。
短い年数寿司を勉強した人たちが、本当に寿司を食べ歩いている人たちと対面で勝負できるのか。知識も経験も食べている人の方が上だったら、そういう人と対等に向き合うには、やはりそれでは無理なんです。
ある程度認められるレベルまでいくとなると、寿司を握る技術だけではなくて、立ち振る舞いや会話、コミュニケーションの取り方も知らないといけない。となると当然名店にいないとだめですよね。
看板を継ぐために、名前を使うために、名店で長く働くというのも理解できます。
それとは対照に、「街で一番」「村で一番」「この辺、この国には寿司屋がないからチャンス」という状況なら、そのお店を開くために必要な修行があるはずです。
うん。まさしく僕の言いたいことってこれ。頭いい人はやっぱり国語力がありますね。さっき書いた「どこで勝負したいか」ってのはまさしくこういう意味です。
日本一の技術を持つカイロプラクターになりたい!ってんなら、3か月間日本の民間スクールに通っただけではダメでしょう、そりゃ。でもカイロプラクティック院で年収1千万を目指しているんなら、全然大丈夫。
僕の根底にあるのはこの考えなんですね。
あなたはどこで戦いたいですか?
上記の大橋さんのコラムに出てきた、「どこで」「どのように」戦いたいかは、立地や規模だけではないと僕は考えています。どういう接骨院を作りたいのか?も、この「どのように」戦いたいのかにあたります。
あなたの接骨院はどういった人が来れば満足してもらえそうですか?
誰が来たって大満足してくれます!という答えなら生き残っていけないかもしれません。なぜならそんなことは不可能だからです。
いーや、そんなことはない。どこよりも技術だってあるし!
と、まだ納得いかないようであれば、少し聞いてくださいな。
たとえば、「私は絶対に女性の施術者じゃないと嫌だ」という患者さんがいたとすればどうでしょうか?そうなった場合、あなたの接骨院に男性柔整師しかいなければ、どうあがいたってその患者さんにとっての一番の接骨院にはなれません。
そりゃそうでしょ・・・とあなたは思うかもしれませんが、ここって大事なところです。
あなたもご存じのように接骨院はがっぽり増えてきました。接骨院以外の治療院もわんさかあります。これは患者さん側が治療院を選べることを意味します。
私にぴったりの治療院、接骨院はどこなの?というのが患者さんの頭の中にあるのです。こうなると、別に技術的に1番ではなくても、立地が一番でなくても、その患者さんにとってぴったりの治療院であればそれでいいのです。
それがどこで戦うかの立ち位置になります。
ここをしっかり明確化していくことがこれからの接骨院経営では大事になります。逆にここができていなければ、特に競合の多い都会では衰退していくことになるでしょう。
あなたの接骨院はどこで戦いたいですか?
保険治療だけでは難しくなっていく今後、是非あなたの接骨院の立ち位置を明確にして、患者さんから選ばれる院を作っていってくださいね。
整骨院・接骨院集客経営コンサルタント、加藤
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