整骨院が内覧会を開催して、見込み患者さんをガボっと集める。これは新規集客の一つの有効な方法です。なので、やってみる価値がある集客方法ではあります。
ただし、いくつか注意点などもあるので、それを踏まえたうえで取り組んでほしい集客方法なことも確か。ということで、今回の記事は整骨院の内覧会について。
目次
内覧会が成功しやすい条件
まず、整骨院の内覧会で集客しやすい条件を挙げておきます。
これがそろっていれば成功しやすいですよ。という状態
- 新規開業時
- 人通りが多く目立つ路面店など
- 外観がキレイで入りやすい
- 保険診療中心
- スタッフが多い(一人治療院ではない)
もちろん何事もやってみないとわかりませんが、この条件がそろっていれば、内覧会は是非やるべきでしょう。難易度も高くないし、うまくいく可能性が高いからです。
ただですね、僕は上記のような先生を対象にしていないんですね(^-^;
立地はあまりよくない。外観もあんまり。自費を売りたい。一人治療院。
なんて先生と日々整骨院経営を一緒に考えているんですね。そしておそらくこのブログを見てくださっている先生の中にも、それに近い状態の柔整師がいると思います。
そんな上記にあてはまらない先生は、なんにも考えずにやってしまうと失敗する確率が高くなりますので、この記事を読んで事前に準備をしてください。
考え方コンセプトに照らし合わせて考える
整骨院経営でなにをするのにも大切なことに、自分が納得して動けるかどうか?ということが挙げられます。事前に自分の行動に合意(コミット)できているかどうかです。
これがないと行動に身にが入りません。スピードも遅くなるでしょう。場合によっては失敗したときの自分への言い訳にもなってしまいます。
- 安い値段で売るのはどうしても嫌だなぁ。
- なんか自分の治療の価値を下げているみたいで気がすすまないなぁ。
- 来てほしい患者さんと根本的に違うんだけどなぁ。
なんて気持ちのまま始めてしまうのはよろしくない。だからまずは自分の中でしっかり整理をしてほしいのです。
といった感じに事前にしっかり自分の態度を決めると行動しやすいです。
内覧会で通じるのか?
内覧会開催!といったチラシにでかでかと書いて集客している整骨院をよく見ます。
きっと先輩からそう聞いた。とか、以前勤めていた整骨院でもそう書いていた。といったことが主な理由だとは思います。
では、ここでちょっと考えてほしいんですね。
そもそも「内覧会」でどれだけの人が理解できているでしょうか?
少なくとも僕は最初わかりませんでした。
「内覧会?マンション?」ぐらいの感覚です。
なので無理に内覧会という単語を使う必要はありません。内覧会でなにをするのかによりますが、そのなにをするのかを、もっとわかりやすい単語に置き換える工夫も必要です。
特に思いつかなければ「体験会」といった単語が無難です。
もちろん他にいいネーミングがあれば、それを使ってください。
無料だからといって簡単に集まるわけではない
先に挙げた成功しやすい条件がほとんどない場合、内覧会を開催したものの、ほとんど来てくれなかった。というケースも少なくありません。
「無料だし来てくれるでしょ」と安易に考えていると、往々にしてそういった結果になります。
いくら無料でも、そのことを多くの人に認知してもらわなければ、人は集まりません。また、いくら無料といっても魅力のないものに人は集まりません。
チラシなどの場合、広告規制がありますので内容をしっかり伝えることはできませんが、認知してもらうための数はしっかり確保する必要があります
自費治療院であれば再来院の仕組みが必要
内覧会に来てくださる見込み患者さんは、おそらく近隣のどちらかというと安いものが好きな人です。となると、保険ではなく自費を売りたい接骨院では、普通に施術して喜ばれて終わり。では次につながりません。
内覧会といえども少し時間を掛けて、身体の説明などをし、できればその場で次回来院の予約を取り付けたいところです。そうしないと、時間と労力を使ってただ働きしただけという悲惨な結果になりかねません。
可能であれば内覧会といえども、予約優先にする方法もあります。おそらく来院数は減ります。しかし、最終的に通院してくれる患者さんを見つけるのが目的なので、そういったやり方も検討の余地はあります。
以上が内覧会を行う際に意識してほしいことになります。
基本的に完全自費で1人接骨院であれば、内覧会は無理してする必要がないと僕は思っています。それほどメリットを感じられないからです。
もちろんやってはいけないというわけではないので、チャレンジするのは多いに賛成です。ただし、ここに書いたようなことは意識してやらないとうまくいきませんので、そこは事前に準備してくださいね。
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