整骨院のニュースレター

整骨院でニュースレターは効果ありますか?
そんな質問をいただきました。というか、この質問はよくされます。

整骨院など治療院だろうが、サロンだろうが
ニュースレターをうまく使えれば、効果はあります

 

整骨院でニュースレターを出すメリット

ニュースレターの効果として考えられるのは

  • 患者さんの流出防止
  • 来院頻度のアップ
  • ファン患者の増加

などが考えられます。
どれもとても魅力的なメリットですよね

 

患者さんの流出防止

患者さんがあなたの整骨院ではなく、ライバル治療院に行ってしまうこと
整骨院経営にとってこれほど損失の大きいことはありません

どこに行っても治らなかった痛みを治してくれた
もうここの整骨院の先生以外には診てもらいたくない

そこまで信頼してくれれば、そう簡単に他の治療院にはいかないかもしれません
でも、実際のところ、そんな例は普通の整骨院ではまれです

 

仮に施術者側の先生が、こんなにしてあげた!
この患者さんはめちゃくちゃ感謝してくれているはず!

と思っていても、当の患者さんからすれば
たぶんどこいってもこれぐらいは治してくれんだろ。
ぐらいに思っていることだって少なくありません

そんな患者さんは、また痛くなったとき
ふらふら~っと別の整骨院に行ってしまう。

別にたいした理由もなく、ただなんとなくです
言い方は悪いかもしれませんが、ファミマとローソンどっちに行こうかなぐらいの感覚

 

そうならないために、施術そのものであったり
それ以外にでも、選んでもらえる「なにか」が必要なのです

その「なにか」の役割のひとつとしてニュースレターは使えます

 

来院頻度のアップ

整骨院の売り上げは、
顧客数 × 来院頻度 × 単価ではじき出されます

ようはこの3つの要素のどこかを上げれば売り上げは上がる
新規を増やすことだけが売り上げアップではないということ

で、この来院頻度をニュースレターで上げることができます
ニュースレターがひとつのきっかけになるんですね

 

ただ、現在1週間に2回など、計画的に通院している人
この人たちに関しては、効果はありません

ありませんというか、無理に頻度を上げる必要がそもそもない

 

ここで頻度を上げたい人は、
そろそろ行こうかなと思っているのにずるずる先延ばしにしている
といった患者さんに対してです。

ほっときゃいつかは来る患者さんなんだけど
できれば、先延ばしにせずに来てもらったほうがいいわけです

これで1年に10回来院する人が12回になれば
それだけで売り上げが上がるのはわかると思います

 

ウチは治療院だから、その考え方そのものがあてはまらない
という先生はここは無視してもらってけっこうです。

 

ファン患者の増加

ニュースレターはこれができるのが魅力です

厳密にはファンまでいかなくてもいいのですが
先生が好きだからその整骨院に行く。
この状態にできるわけですね。

治療院なんだから、治療だろうが!
その意見を否定しませんが、患者さん側からすれば
やっぱり人で選ぶということは大いにあるわけです

人によっては、本当にツライときは、技術重視でこの治療院
そこまででないときは好きな先生のいるこの整骨院。
なんて使い分けしている患者さんもいます

 

そんな選ばれ方なんて嫌だ
と思う人はそうじゃないほうを目指せばいいだけ

どんな選ばれ方でも、いい患者さんが来てくれるのであればそれでいい
なんて先生はそっちの選ばれ方でも患者さんを増やすべきです

 

ニュースレターのデメリット

メリットだけを見たら、いいことづくしに見えます
でも、デメリットも存在します

  • かなり面倒くさい
  • 効果の測定がむずかしい
  • 結果の個人差が大きい

この3つが僕のクライアントに見られるデメリットです

 

かなり面倒くさい

もうこれはちょっと想像すればわかりますよね
めちゃくちゃ面倒くさいです。

記事を書くのも面倒くさいですが
発送も地味に効いてくる嫌な作業になります

これは人によるでしょうが、僕は発送作業に関しては
ちょっとやっただけできぃぃってなりますので嫌いでした

 

効果の測定がむずかしい

これはかなりネックになります。
そもそも1回発行しただけで効果はまず出ません。

なのでやるなら長期間の運用が必要になってきます
そこで初めて効果が出てくるものだからです

なんですが、長期間発行したとしても
いったいそのニュースレターでどんな成果が出たのか
ここの測定がとてもむずかしいんですね

 

基本的に整骨院経営においては
こういうことをしたから、こういう結果になった
という行動と結果が数値化できるものがわかりやすくて理想です

ニュースレターを発行する前と、発行後の数値を比較することで
ある程度の数値ははじき出せます

でも実際にはニュースレター以外のことも
同時進行で行っているのが整骨院経営においては普通

となると、どれがどう作用したのかなんてよくわからんのです

 

結果の個人差が大きい

整骨院の集客経営で実践することすべてにいえるのですが
特にニュースレターに関しては、結果の差が大きいです

つまりA整骨院は大成功している
でもB接骨院では全然効果が感じられない

なんてことが僕のクライアントさんでもよく見られるんです

内容的な問題が多いのですが
じゃあ同じ内容であれば、同じような結果が出るのか?
といえばそうでもなく、そのへんが難しいポイントでもあります

 

こんなニュースレターはダメ

整骨院のニュースレターになにを書くべきか
これについては、絶対的な型はありません

なに書いたっていいんです、ニュースレターなんて

事実、僕が過去に自分の整体院とサロンで発行していたものは
書きたいことは書いていました。

それを読んだ同業の友達からはめちゃくちゃバカにされました

でもめちゃくちゃ効果があったんです。
特にサロンのほうは効果絶大でした。

 

サロンと治療院では来院動機が異なるので一緒にはできませんが
ニュースレターの発効日には、それがもらいたくて予約が埋まるんです

ニュースレターを読みました。と、紹介客もたくさん来ました
しかもそんな人は最初からウチのファンなわけ

厳密には僕ばっかり書いてたので
運用方法としてはもっとやり方があったなと、いまさらながらに思うのですが

とにかく、変なこと書きまくっていたニュースレターでも
十分効果が上げられるという証です

 

ただ、なに書いたっていい = なに書いても効果がある
ではないので、そこはちゃんと理解しておいてください

よく業者に丸投げしちゃう整骨院がありますが
あれで効果が出ている治療院は聞いたことがありません

もちろん中にはヒアリングをしっかりしてくれるなど
ちゃんとした業者もあるのでしょうが、
とにかく丸投げってのはよろしくない

そんなんでアンタのファンになってくれるかっちゅうねん

 

任せられるところは、例えば発送業務などは
どんどん外注に出していいです。全部自分でやる必要はない

でも、内容に関しては、全部丸投げじゃあ最初からやらないほうがいいです
だってそれで喜ぶのは製作業者だけ

 

整骨院でニュースレターを活用したいとお考えの先生は
今回の記事を参考にしてください。
ちゃんとやれば効果はありますよ

 

整骨院・接骨院集客経営コンサルタント、加藤

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